こんにちは。和工房 包結Web担当の城下です。
3度目の緊急事態宣言発令で、ゴールデンウィークの予定が変更になった方も多いのではないでしょうか。
和工房 包結の水引教室は日中、少人数での開催ですので、これまで通り十分な感染予防対策を行いながら行なっていきます。
・教室内の換気を十分行います。
・アルコール消毒液を完備します。
・テーブルは向かい合わせにならないように配置します。
・定員数を調整いたします。
・マスクの着用をお願いします。
・体調不良の方は、当日キャンセルでもキャンセル料等いただきませんので、大事を取ってお休み下さいますようお願いします。
なかなか終わりの見えないコロナ禍ですが、美しいものを目にして心が浮き立つことや、手を動かして創作に没頭することが気持ちを明るくしてくれるはず。
感染予防対策をしっかり取った上で、皆様と楽しい時間を過ごせることを願っています。
さて、和工房 包結の京都教室「世界の装飾文様を結ぶ水引の会」3月のテーマは「アーツアンドクラフツ」でした。
1880年代、イギリスの思想家でありデザイナーでもあったウィリアム・モリスが主導しヨーロッパに広まった運動「アーツアンドクラフツ」は、大量生産による粗悪な商品を批判し、生活と芸術を統一することを目的としました。
1月〜2月のテーマとして取り上げた「アール・ヌーヴォー」にも大きな影響を与えています。
ウィリアム・モリスが手がけたパターンの中でも名作といわれる「いちご泥棒(Strawberry Thief)」のイメージで。
モリスが別荘で育てていたいちごを鳥たちに食べられてしまうという悩みがデザインソースになっています。
こちらはティッシュケースです。
様々な色の水引をあわび結びで繋げていき、モリスのデザインが持つ複雑で奥行きのある色合いを表現しました。
小鳥も隠れていますよ。
モリスは芸術と自然との協調を謳いました。
こちらは花や小鳥など自然をモチーフに結んだ水引のブレスレットとブローチ。
ブローチは「いちご泥棒」をモチーフにしています。
アーツアンドクラフツの精神を受け継いだイギリスのリバティ社は、アーチボルド・ノックスを起用したジュエリーなどの製品を発表していました。
アーチボルド・ノックスのデザインには、ケルトの組紐がモチーフとして多く見られます。
水引の結びとケルト文様は共通点がとても多く、森田江里子が研究を続けているテーマでもあります。
(ケルトは8月〜9月のテーマとして取り上げます!)
初めての方も2時間以内に仕上げられる、メガネチェーン。
好きな色を選んで結びます。
メガネをしない方は、マスクストラップに仕上げても良いですね。
さて、これは何でしょう?
引いてみると分かるでしょうか。
答えは市販のマスクの上に重ね付けして使う、マスクカバーです。
立体的なマスクの形を崩さないよう、上下にパーツが分かれているところがポイントです。
色違いもありますよ。
一年で一番気持ちの良い季節ですが、旅行なども行けず、お家で過ごす時間が長くなりそうです。
和工房 包結の水引の会では、お家で結んでいただけるように水引をお求めいただけます。
また、オンラインショップでも森田江里子が色を選んだ水引のセットをご用意しています。
すべて、森田江里子が作品や和工房 包結の商品作りに使用しているものと同じ高品質の水引です。
オンラインショップにはいろいろな色合いの水引セットをご用意していますので、よろしければこちらからご覧ください。
次回、5月の京都教室では
4月のテーマ「ロココ」か、5月のテーマ「ローマ・ロマネスク」どちらかを選んで結んでいただけます。
どちらもアール・ヌーヴォーやアーツアンドクラフツよりもずっと古い美術様式ですよ。
海外旅行にも行けない今だからこそ、世界の文様を水引で結んで、遠い地に思いを馳せてみませんか。
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