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世界の装飾文様を結ぶ水引の会「パリ アール・デコ」 バラ・幾何学文様

こんにちは。和工房 包結Web担当の城下です。

 

ご卒業、ご入学、転勤など、環境が変わる方も多いこの季節。

まだ気軽に人に会いに行く事がなかなか難しい状況ではありますが、和工房 包結オンラインショップで少し特別なご祝儀袋のご注文をいただくと、ご祝儀袋の水引飾りに、相手の方への気持ちを託されているのかなぁと想像しています。

和工房 包結の工房では、皆さまの大切な方へのお祝いの気持ちを代わりに伝えられるよう、一つ一つ心を込めて制作させていただいております。

 

 

さて、和工房 包結の京都教室「世界の装飾文様を結ぶ水引の会」2月のテーマは「パリ アール・デコ」でした。

 

職人の技術力に依存する事から高価になりがちな「アール・ヌーヴォー」が第一次世界大戦後に廃れた後、工業的で安価に製造でき、都会的な雰囲気を持つ「アール・デコ」へと流行が移っていきました。

第一次世界大戦の戦勝国アメリカの好景気を反映して、大量生産が可能な幾何学パターンが多用され、直線的、機能的なデザインを特徴とします。

 

 

あわび結びのパターンを繋げて作る、直線的なデザインのポーチ。

同じ形の繰り返しはアール・デコの代表的な特徴です。

 

 

角をしっかり立たせて直線を意識すると、アール・デコの雰囲気が出ますよ。

 

 

こちらはタッセルのついたノート。

メタリックな雰囲気の金の水引で表紙を飾りました。

これもあわび結びなのですが、質感と繋げ方で「和」の雰囲気とはまったく異なる趣が生まれます。

 

 

こちらは黒い水引の紐をくるりと回して止めるタイプのノート。

 

文房具やファッション小物など、身近なものに水引を取り入れて欲しいという森田江里子の希望から、

今年の京都教室では、こういった普段使いできる雑貨も色々作っています。

「生活の中に芸術を」というアール・デコが目指した理想と通じるものがあるかもしれません。

 

 

こちらは水引の結びで装飾を加えたハンドバッグ。

自然素材とメタリックの組み合わせはアール・デコのデザインに多く見られます。

アール・デコ時代のドレスの直線的なシルエットには、直線的な裁断を特徴とする着物の影響もあったようです。

こちらのハンドバッグ、アール・デコ風のドレスにも着物にも合わせられそう!

 

 


 

次回、4月の京都教室では

3月のテーマ「アーツアンドクラフツ」か、4月のテーマ「ロココ」どちらかを選んで結んでいただけます。
自然をモチーフにした素材感のあるデザインが持ち味の「アーツアンドクラフツ」と、マリーアントワネットに代表される、優雅で豪華絢爛な「ロココ」。

印象は大きく違いますが、どちらも現代でも愛され続けている偉大なデザイン様式です。

どちらにチャレンジするか、迷うのも楽しい時間になりそうですね。

 

 

 

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