こんにちは。和工房 包結Web担当の城下です。
今月前半、森田江里子の急な入院により急遽和工房 包結の業務をすべてお休みさせていただいておりました。
お休み中、お客様、教室の生徒様達には大変ご心配をおかけしましたが、おかげさまで完治いたしました。
以下、森田からのご報告です。
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みなさま、この度は大変ご心配をお掛けして申し訳ありませんでした。
フィッシャー症候群という神経の病気にかかってしまい、1週間の入院と1週間の自宅静養の期間をいただきました。
お世話になった専門医の先生によると、この病気は原因不明で、ウイルスや菌のせいでもなく、過労が原因ということでもなく、事故にあったようなものなのだそうです。
幸い、治療開始が早かったおかげか回復が早く、予定より早く1週間で退院することができ、なんの後遺症も残らず、ほっとしております。
症状が重かった時には、手も思うように動かせず、水引を結べなくなってしまうのではないかと大変不安になりました。元気に水引を結べることが、とてもありがたいと思います。
15日のオンラインショップ再開よりたくさんのご注文をいただき、現在その作品制作をすすめております。楽しみにお待ちくださいませ。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。
和工房 包結 森田江里子
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というわけでして、森田も完全復活しまして通常通りの業務に戻っております。
ご心配いただきました皆様、ありがとうございました。
それでは、入院の前まで時間を遡りまして、和工房 包結の水引の会 京都教室の8月の作品をご紹介します。
テーマは「オリンピック」。
いよいよ開催まで1年を切った東京オリンピックにむけて、スポーツグッズや国旗、
そして東京といえば……の「あれ」もたくさん登場しましたよ。
色とりどりの国旗やスポーツグッズが並びました!
ぜんぶ水引で作られています。
一つ一つ見ていきましょう。
日本、ドイツ、イギリス、アルゼンチン、イタリア、デンマーク……
国旗の特徴的な色やモチーフを、水引の結びで表現しています。
日本国旗。
日の丸が梅結びであらわされていて、とってもかわいいです。
そして、スポーツグッズいろいろ。
卓球のラケットとボール。
バドミントンラケットとシャトル。
ラグビーボール。
バレーボール。
テニスラケットとボール。
スポーツシューズ。
バスケットボール。
そして、毎回何かしら事前告知されているモチーフとは別に登場する「シークレット」はこちら。
「東京」といえば……江戸前寿司!
食べ物系はこれまで色々登場していますが、意外にもお寿司は初めてのお目見えです。
おいしそう!
江戸前寿司といえば光り物。コハダの握りです。
銀色に光るコハダの感じ、出ていますよね!
こちらも見事な造形のえびの握り。
今回、一番人気でした。
特徴的な赤と白の模様が結びで表現されています。
白く透き通ったネタの下にワサビがうっすらと見える、イカの握り。
紙で出来た不透明な水引を使ってこういう透明感が出せるんだなぁと、あらためて感心してしまいます。
たまご。
森田いわく「ちょっと味が濃いかも」。
たしかにそんな感じします!
いくらの軍艦巻きは、丸く結んだ赤い水引をぎゅっと詰めて。
きゅうりの清涼感がポイントです。
細巻き、太巻き、がりを添えて。
すべて、本物の寿司よりちょこっと小さいところがまたかわいいのです。
お寿司のビジュアルって、歴史が古いだけあって見た目も本当に完成度が高いですよね〜。
最後は、こちらも東京を代表する観光スポット、浅草寺 雷門の大提灯。
あわび結びを繋げて繋げて、提灯の形に整えていきます。
歪みが出ないよう、均一に結んでいくのが案外難しいんですよね。
ここ数年、東京も京都も本当に海外からの観光客が増えました。
オリンピックイヤーの来年はさらにたくさんの方が来られることでしょう。
日本の伝統文化である水引も、世界中の方にもっともっと知っていただきたいなと思います。
和工房 包結の水引の会 京都教室「世界の行事をむすぶ水引の会」
10月のテーマはアイルランドの「ハロウィン」。
ジャック・オ・ランタンや仮装グッズを結びます。
日本の伝統的な結びの技である水引で、世界各地に伝わる様々な行事を結ぶ旅に出てみませんか。
JUGEMテーマ:クラフト・手芸 色々