こんにちは。和工房 包結Web担当の城下です。
2023年の文化庁京都移転を受けて、「文化庁京都移転記念事業『京都音楽祭』」というイベントが2月23日に京都コンサートホールで開催されます。
エントランスホールでは「きょうの手みやげ展」として、京都の伝統工芸や食べ物など、「贈りたくなる」品々のポップアップショップが並びます。和工房 包結もこちらに参加させていただきます!
コンサートはチケットが必要ですが、「きょうの手みやげ展」は入場無料でどなたでもお越しいただけます。ぜひ、2月23日は京都コンサートホールまでお運びください。
さて、本日は2022年「京の歳時記をむすぶ水引の会」9月のテーマ「名月祭 / 嵐山もみじ祭」 で結んだ作品をご紹介します。
旧暦の8月15日頃の月を中秋の名月と呼び、京都では各地で観月のイベントが開かれます。
また中秋の名月は十五夜ですが、旧暦の9月15日頃には十三夜があります。
お月見にススキはよく知られていますが、ススキは秋の七草の一つ。
「尾花」とも表記するススキ。
月の神様の依代である、稲穂を模しているのだそうです。
オミナエシ
ナデシコ
クズ
フジバカマ
ハギ
キキョウ
秋の七草と十三夜の飾り。
十三夜は満月ではなく少し欠けた月で、豆や月の収穫時期でもある事から豆名月、栗名月と呼ばれ、栗と枝豆を一緒に飾ります。
こちらはオンラインショップで購入いただける「お供え飾り」の月見団子と実はちょっと違って、後列が一個少なく全部で団子が13個(=十三夜の団子になっています。
栗と枝豆。
枝豆のさやの中には小さな枝豆が入っています。
栗のイガも水引で。色合いの違う水引を組み合わせて自然の色を表現しています。
お月見のお菓子、いろいろ。
月餅のおいしそうな焼き色に注目!
教室でも人気で、こちらを結んだ方がたくさんいらっしゃいましたよ。
真ん中は兎、右は京都の月見団子。
不思議な形ですが、団子の白いまあるい部分が月で、あんの部分が夜空、雲とみたてているのだそうです。
嵐山もみじ祭りは、毎年11月第2日曜日に、嵐山の大堰川で開催されます。
嵐山や小倉山の紅葉の美しさ、また嵐山に祀られている蔵王権現を讃える行事です。
美しく装飾された船が10隻ほど大堰川に浮かぶ人気の催しですが、2022年は残念ながら雨のため中止になりました。
京都の人間としては、紅葉の季節が一番観光客が多い印象があります。
コロナ禍ではずいぶん人出も減っていましたが、今年は多そうですね。
秋は抹茶の旬でもあり、ご家庭でも熱いお茶と和菓子がおいしい気候になってくるからか、紅葉をモチーフにした和菓子はたくさんあります。
こちらは紅葉のきんとんです。
2023年の京都教室のテーマは「記念日をむすぶ水引の会」。
1年 365日、毎日が何かの記念日。そんな記念日をきっかけに感謝や祈り、お祝いの気持ちを水引で結んで、大切な人に想いを伝えるギフトを作ります。
次回は3月11(土)・12(日)・13(月)の3日間、テーマは「喫茶店の日 / オレンジデー / オセロの日」です。
2月のテーマ「感謝の日 / キャンディーの日 / ランドセルの日」を結んでいただくこともできます。
ご予約はこちらのボタンから。
今年も京都教室「京の歳時記をむすぶ水引の会」の復習会を開催します!
2023年4月22日(土)、23日(日)、24日(月) 11:00~ / 14:00~
2022年に行った「京の歳時記をむすぶ水引の会」のテーマの中から、選んで結んでいただけます。今回ご紹介した重陽の節句のモチーフももちろんOK!つくりかけの物を仕上げたりもできますよ。
ご予約の際に結びたいテーマをお知らせください。
東京教室の2023年は「世界の装飾文様をむすぶ水引の会」です!
世界の文様を水引で結んで、アクセサリーや雑貨に仕上げます。
ご予約はこちらのボタンから。