こんにちは。和工房 包結Web担当の城下です。
しばらく「新作水引 珠の緒(たまのを)発表会」の話題が続きましたので、ひさしぶりの通常ブログ更新です。
祇園祭の山鉾23基を制作、長野〜京都〜東京と展示巡回している間も通常の水引教室も変わらず開催しており、6〜7月は目が回るような忙しさの和工房 包結でした。
そんなわけで時間が少し戻りますが、京都教室「世界の装飾文様を結ぶ水引の会」5月のテーマ「ローマ・ロマネスク」の作品をご紹介します。
ロマネスク様式は10世紀末から12世紀にかけてヨーロッパ各地に見られた建築、美術様式で、直訳すると「ローマ風」。
古代ローマ文化の影響を強く受け、石造りの建築様式や植物文様などが多く見られます。
ロマネスク建築の天井に飾られたり、胸章など胸につける飾りに見られるロゼット。
バラの花を正面から見た形(ローズ→ロゼットという事ですね)ですが、インド等では太陽のシンボルとされていました。
左2つのロゼット、写真では分かりにくいですが、花の部分が波打ち、フリルのようになっていてボリュームがあります。
水引とリボンの色柄合わせも、生徒さんによって様々でした!
基本の梅結びで作るロゼット。
水引を何本取りにするかで大きさが変わってきます。
2本取りで結んだ小さな梅結びのアクセサリーは、初めての方も時間内に仕上げられますよ!
フェストゥーンと呼ばれる花綱装飾。
花や枝葉、果実、リボンなどを棒状に編んで吊るす装飾で、豊穣を表します。
ロマネスク様式では石やブロンズなどのレリーフや絵で表現されますが、
水引で結んでみたら、こんなに華やかでかわいい!
お部屋の雰囲気がぱっと明るくなりますね。
こちらはガーランド。
水引のガーランドはとても軽く、数カ所壁に固定するだけでOKなので、とても飾りやすいんですよ。
バラのガーランド。
ツタを自分の好きな形に整えて飾れるのも魅力です。
赤い実のガーランド。
軽やかでありながらボリュームたっぷり。夏のインテリアにも◎です!
今週末の京都教室では、7月のテーマ「エジプト・メソポタミア」か、8月のテーマ「ケルト」どちらかを選んで結んでいただけます。
引き続き、新型コロナウイルス感染予防対策を十分に行って開催しておりますので、ぜひご参加ください。
初めての方もお気軽に!
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