
和工房 包結 京都教室「水引の会」7月の教室で結んだ作品をご紹介します。


ガンダーラの仏像をイメージして結んだ水引のブッダ坐像。
繊細な結びが重なり、瞑想する穏やかな姿を浮かび上がらせます。

こちらは仏首。
ガンダーラの仏像に見られる柔和な顔立ちを思わせる造形です。

ガンダーラの歴史において、象は特別な意味をもつ存在です。
仏教では、釈迦が生まれる前、その母・摩耶夫人の夢に「白い象」が現れたという伝説があり、象は仏教において聖なるシンボルとなりました。

裏にブローチピンを付け、軽くてストレスフリーで付けられるブローチに仕立てました。

象の色を変えてみると、ぐっと雰囲気が変わります。
象はさまざまな文化で大切にされてきた存在で、ガンダーラとは少し離れますが、タイでは「ピンクガネーシャ」として親しまれているモチーフでもあります。

ガンダーラの文化交流の中で愛されたペイズリー文様を、水引で結びました。






芽吹きや生命の象徴ともいわれる曲線の形に、ビーズとストーンを加えて結び、華やかで生き生きとした表現になっています。

また、この文様はヨーロッパへと伝わり、ケルト文化にも影響を与えたとも考えられています。森田江里子が長年探究してきた「水引とケルト文様の共通性」とも響き合うモチーフです。

水引で結んだ名刺入れに、ペイズリーをあしらいました。
伝統と異文化のモチーフが出会い、持つ人を華やかに彩ります。

留め具も水引で結んだ小さな玉結びとフープを組み合わせて作られています。伝統的な結びの美しさを活かした機能。
中に入っているのは森田が普段使用している名刺です。

水引で結んだソケイ。

清らかな香りで人々を魅了してきたソケイは、現在のパキスタンの国花でもあり、かつてガンダーラが栄えた地に深く根付く花です。
8月も終わりに近づいてもなお続く厳しい暑さのなか、お部屋に飾ればひとときの清涼感を運んでくれそうです。