和工房 包結の水引教室の中で、新しい作品の発表の場にもなっているのが京都教室の「水引の会」です。
テーマは毎年変わり、2024年は「誕生花をむすぶ水引の会」。お花は和工房 包結の水引教室がスタートした頃から変わらず安定の人気を誇るモチーフで、森田は未生流華道の師範でもあります。
季節のお花を結ぶだけでなく、それらをブーケやコサージュ、リースに仕立てるなど、日々の暮らしの中での楽しみ方もご提案していきます。
それでは早速、1月の教室で結んだ作品をご紹介します。
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2月3日の誕生花、椿。
香道で用いられる「挿枝袋」からインスピレーションを得て、現代の暮らしに寄り添うモダンな置き飾りに仕上げました。
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白い椿は「理想の愛」や「誇り」の花言葉を持ちます。
空間がきりりと引き締まるような、凛とした佇まいです。
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赤い椿の花言葉は「気取らない魅力」「控えめな美徳」。
見た目の華やかさに反して香りがないことに由来するのだとか。
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オンシジウム。1月31日の誕生花ですが、11月5日の誕生花でもあるそうです。
花言葉は「印象的な瞳」。
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素朴で愛らしい雰囲気ローズマリー。「追憶」「思い出」「誠実」「変わらぬ愛」など様々な花言葉があります。1月13日の誕生花です。
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1月29日の誕生花、ラナンキュラス。
色によって違う花言葉があり、黄色は「優しい心遣い」。
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白いラナンキュラスの花言葉は「純潔」。
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ピンクは「飾らない美しさ」。
ブローチピンを付けて、小さなコサージュに。
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2月1日の誕生花、梅。
「気品」「忠実」「忍耐」「高潔」などの花言葉を持ちますが、このうち「気品」「忠実」という花言葉は、学問の神様 菅原道真に由来しているのだそう。
菅原道真をまつった北野天満宮は梅で有名で、今の季節は梅苑「花の庭」が開苑中です。
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短冊と合わせて茶花風のしつらえに。
ふわりと梅の香りが香ってきそうな、素敵な壁飾りになりました。
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1月2日、1月21日の誕生花、蝋梅(ロウバイ)。
半透明で繊細な花びらが、まるで蝋(ろう)で作られたかのような光沢と質感を持つことから名付けられた名前。「慈しみ」「優しい心」などの花言葉が表すように、冬の寒空を温かく彩ってくれます。