こんにちは。和工房 包結Web担当の城下です。
京都は祇園祭の後祭も終わり、いよいよ酷暑の始まり……というところ。
これから来月の「五山の送り火」までの間が京都の夏の真っ盛りです。
京都教室「きもの文様をむすぶ水引の会」
6月のテーマは「玩具尽し(男の子)」モチーフは「犬張り子、的矢、火消しまとい、春駒、豆太鼓」でした。
まずは勢揃いしたところをご覧ください。
やはり子供の玩具だからでしょうか、色とりどりでとても楽しい風景になりました!
ひとつずつ見ていきましょう。
犬張り子のお供え飾り。
鏡餅のようなころんとした形のかわいらしい姿です。
敷いている葉は「ゆずりは」。
新しい芽が出てくるまで古い葉が落ちないことから、家系が絶えないようにするという意味があります。
左にあるのは春駒。右は的矢です。
春駒は馬の形をした玩具で、男の子がまたがって遊びます。
こちらは犬張り子と豆太鼓。
ともに初宮参りに用いられます。
起源を遡ると、平安時代までたどり着く犬張り子。
子供の健やかな成長を祈って飾られたり、現代でも目にする機会の多いモチーフですが
その理由はやはり縁起物というだけでなく、「見た目がかわいい」のが大きな理由ではないでしょうか?
ころんとした顔と体、短い手足がたまりません。
色違いの犬張り子と的矢。
縁起の良いもの同士です。
後ろ姿も愛らしいですね〜。
「鯛車」と並べてみました。
鯛車は、新潟市巻地区の郷土玩具だそう。
犬張り子の顔を結んで、ぽち袋にも。
火消しまといです。
江戸時代に男の子のおもちゃとして人気があったそう。
当時の火消しは子供のあこがれの職業だったんですね。
初めての方でも1コマで作れる、この豆太鼓が生徒さんたちに人気だったそうです。
好きな色合わせを自由に選べるところも人気のひみつ。
京都教室「きもの文様をむすぶ水引の会」
7月「玩具尽し(女の子)」は終了しまして
次回は8月、「花熨斗、束ね熨斗、熨斗蝶」を結びます。
すでにほぼ満席となっていますが、現在1席だけ残っている回もあり、またキャンセル待ちも受け付けております。
「きもの文様をむすぶ水引の会」
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