こんにちは。和工房 包結Web担当の城下です。
3月に入り、昼間おひさまが出ている時間には、春が近づいているのを感じられるようになりました。
でもまだまだ夜は冬の寒さです。
風邪をひかないよう、皆様お気をつけくださいね。
さて先日、京都教室「きもの文様をむすぶ水引の会」2月の教室の様子をレポートしましたが
改めて一つ一つのモチーフを紹介したいと思います。
1月にひきつづき、テーマは「宝尽し」。
モチーフは「巻物、軍配、丁字、宝袋、分銅、七宝」でした。
こちらが軍配。
古くは武将が持っていたり、今では相撲の行司さんを思い出す方が多いのではないでしょうか。
物事や勝負の采配を決定する事から、勝利を願う吉祥文様です。
巻物に丁字。
丁字はスパイスのクローブのこと。
昔は薬として大変貴重なものだったので、宝尽しに入れられています。
現在も漢方薬の材料になったりしますね。
ちょうちょみたいな形ですが、これは分銅。
今では馴染みのない物ですが、昔は金銀の重さを図るのに使われていたことから、富の象徴とされます。
こちらは七宝。文様としてとてもポピュラーな柄ですね。
色使いを工夫して繋げていくと、美しい七宝つなぎのグラデーションが浮かび上がります。
そして、ころんとした形がかわいらしい宝袋。
中に小さなプレゼントを入れてラッピングにも使える人気者です。
オンラインショップでもご好評をいただいていますよ。
1月のモチーフと合わせると、賑やかでおめでたい「宝尽し」のできあがりです!
京都教室「きもの文様をむすぶ水引の会」
3月のテーマは「牡丹、籠目、花車」です。
古くから「百花の王」とも呼ばれ、着物や帯によく登場する牡丹の花。
籠目、花車との組み合わせはとても優雅な雰囲気になりそうですね。
私もどんな水引細工が登場するのか、とても楽しみです。
「きもの文様をむすぶ水引の会」
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