こんにちは。和工房 包結Web担当の城下です。
明けましておめでとうございます!2023年も和工房 包結をどうぞよろしくお願いいたします。
京都教室は2023年のテーマ「記念日をむすぶ水引の会」が今月より早速スタートしています!
ブログでは2022年「京の歳時記をむすぶ水引の会」の作品のご紹介がしばらく続きますが、がんばって追いつきたいと思います。
今回は8月のテーマ「重陽節会」です。
五節句の一つである重陽の節句(9月9日)。
桃の節句や端午の節句などに比べるとあまり馴染みがありませんが、もともとは五節句の締めくくりとなる大事な節句として、お祝いとともに厄祓いが行われてきました。
重陽の節句には菊酒を飲んだり、菊を鑑賞して楽しんだりと菊の花が欠かせません。
こちらは鮮やかな色が美しい糸菊。
また、強い香りを持つ呉茱萸(ごしゅゆ)という実を赤い袋に入れた「茱萸袋(ぐみぶくろ/しゅゆぶくろ)を身に着けたり飾ったりして厄を祓い、無病息災や不老長寿を願いました。
こちらは「五節句飾りセット」に入っている小さな茱萸袋です。
こちらは伝統的な茱萸袋の意匠をアレンジした、大人カラーの茱萸袋。
菊というと和風の花のイメージがありますが、マムと呼ばれる洋ギクを結び、現代のインテリアにも合うデザインに。
シックな色合いでとても素敵です。
こちらも落ち着いた大人カラーの重陽の節句飾り。
ボールブーケのように仕上げました。
モチーフはとても伝統的なものなのですが、デザインや色選びでこんなにモダンになるんですね。
こちらは小さな重陽の節句飾り。
気軽にお部屋に飾れるサイズです。
重陽の節句にいただきたい、菊の和菓子を結びました。
幾重にも重なった花びらの表現が美しいですね。
右側の和菓子は重陽の節句の「着せ綿」を表現しています。
「着せ綿」とは菊に真綿を被せて色や香りをうつし、その真綿で顔や体をぬぐって邪気を払い、不老長寿を願うもの。
「枕草子」にも登場する古い行事です。
江戸時代に庶民の間で広がったという「後の雛」。
重陽の節句の頃に雛人形を飾る風習で、雛人形の虫干しも兼ねていたそうです。
一年のうち桃の節句の間にしか出番のない雛人形を半年後にも楽しめるという事で、近年注目されているとか。
向かって右に男雛、左に女雛を飾るのは、伝統的な京都風の並びです。
こちらの雛人形はオンラインショップでお求めいただけますが、桃の節句用の「ぼんぼり・桜・橘」とのセットになっておりますのでご注意ください。
(「後の雛」用の菊の飾りをご希望の場合は、お問い合わせください。)
2023年の京都教室のテーマは「記念日をむすぶ水引の会」。
1年 365日、毎日が何かの記念日。そんな記念日をきっかけに感謝や祈り、お祝いの気持ちを水引で結んで、大切な人に想いを伝えるギフトを作ります。
次回は2月4日(土)・5日(日)・6日(月)の3日間、テーマは「感謝の日 / キャンディーの日 / ランドセルの日」です。
1月のテーマ「ショートケーキの日 / チョコレートの日 / 猫の日」を結んでいただくこともできます。
ご予約はこちらのボタンから。
今年も京都教室「京の歳時記をむすぶ水引の会」の復習会を開催します!
2023年4月22日(土)、23日(日)、24日(月) 11:00~ / 14:00~
2022年に行った「京の歳時記をむすぶ水引の会」のテーマの中から、選んで結んでいただけます。今回ご紹介した重陽の節句のモチーフももちろんOK!つくりかけの物を仕上げたりもできますよ。
ご予約の際に結びたいテーマをお知らせください。
東京教室の2023年は「世界の装飾文様をむすぶ水引の会」です!
世界の文様を水引で結んで、アクセサリーや雑貨に仕上げます。
ご予約はこちらのボタンから。