和工房 包結 ブログ

京の歳時記をむすぶ水引の会「祇園祭 / 山鉾巡行」 山鉾・粽

こんにちは。和工房 包結Web担当の城下です。

 

もうすぐ7月も終わり。京都の7月といえば何といっても、1ヶ月続く祇園祭です。
2020年、2021年は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて中止されてきた山鉾巡行が、3年ぶりに開催されました。
大勢の人でぎゅうぎゅうのすし詰め状態になる宵山や、炎天下での鑑賞となる山鉾巡行、しんどいしわざわざ見に行かへんわという人でも、山鉾建てが始まり、コンチキチンの音が聞こえ始めると「今年もこの季節かぁ」という気分になるんですよね。

 

京都教室6月のテーマも「祇園祭 / 山鉾巡行」 。

山鉾や粽の他、祭提灯や祇園祭の「祭花」など、いろいろなモチーフが登場しましたよ。

 

 

 

まずは、初めての方でも一コマで結べる、祇園祭の長刀鉾を飾ったミニうちわ。

たくさんの方に結んでいただきました!

 

 

昨年の「珠の緒(たまのを)」発表会でも展示した、山鉾達。

ずらずらっとご紹介します。

 

 

船鉾(ふねほこ)。

その名の通り船の形をしていて、宵山でも巡行でもとても目立ちます。

第14代天皇仲哀天皇(足仲彦天皇)の后神功皇后が妊娠中、男装して戦い勝利した事に由来しているそうで、粽は安産祈願のご利益があるとか。

 

 

 

岩戸山。

古事記、日本書記に記される「国産み」と「天の岩戸」の2つの神話に由来しています。

 

 

 

菊水鉾。

かなり大きく豪華絢爛な鉾です。

各山鉾の粽にはそれぞれご利益があるのですが、菊水鉾の粽は「商売繁盛」のご利益があるので、会社やお店に飾られているのをよく見かけます。

 

 

 

蟷螂山(とうろうやま)。

大きなかまきりが上に乗っていて、からくり仕掛けで動きます。大昔から現代に至るまでとても人気のある山で、洛中洛外図などの絵図にも必ず登場します。

 

 

 

太子山。

上に祀られているのは聖徳太子です。

こちらの水引の太子山にも小さな小さな聖徳太子がいらっしゃいますよ。

 

 

 

保昌山。
丹後守平井保昌が和泉式部のために紫宸殿の紅梅を手折ってくる姿をあらわしており、宵山に授与されるお守りは縁結びのご利益があるそうです。

 

 

 

霰天神山。

京都の町で大火事が発生した時に季節外れの霰(あられ)が降って火を消し止め、その際に降ってきた一寸二分(約3.6cm)の天神像を祀ったのが起源とか。

 

 

 

「粽(ちまき)」というと食べ物のちまきを想像する方が多いかもしれませんが、祇園祭のちまきは食べ物ではなく、各山鉾の会所で販売される厄除けのお守りです。

粽は山鉾によってそれぞれデザインが違い、毎年同じ山鉾の粽を買い換える人もいますし、去年は○○鉾の粽を買ったから、今年は○○山で買おう、と色々な粽を買う人もいます。

こちらは前祭の23基の全粽をミニサイズで結んだもの。

ずらりと並んだミニちまき、とってもかわいらしいですよね。

 

 

 

 

 

 

実際の粽と並べてみました。こちらは長刀鉾の粽です。

 

 

 

こちらは菊水鉾の粽。

ミニちまきがまるで粽の赤ちゃんみたいです!

 

 

 

祇園祭をモチーフにしたお菓子は色々あるのですが、その中で比較的歴史が古く、これぞ祇園祭のお菓子と言えるのがこちらかと思います。

三條若狭屋さんの「祇園ちご餅」。白味噌餡を求肥でくるんだ小さくてかわいいお菓子です。

水引で結んだちご餅はほぼ原寸大。本物の包み紙で包んでみました。

 

 

 

パッケージも粽の形なんですよ。

 

 

 

うっすらと見える餡の色にほっこり。

 

 

 

神社やお寺でいただく御朱印、集めているという方も多いのではないでしょうか。

祇園祭の山鉾でも、それぞれ個性豊かな御朱印をいただく事ができるんですよ。

和工房 包結のアトリエは長刀鉾町のすぐ近く。森田も山鉾の御朱印を集めています!

 

 

 

御朱印帳は蛇腹になっているものが多く、そのまま持ち歩くとバサバサと広がってしまいます。

大事な御朱印帳が傷まないように、小さな長刀鉾を水引で結んだご朱印帳バンドはいかがでしょうか。

御朱印集めがもっと楽しくなりそうです。

 

 

 

扇を開いたような姿が特徴的な檜扇。

古来より厄除けの植物とされており、祇園祭の期間中、生け花では檜扇がいけられます。

水引で表現した美しい立ち姿は、華道未生流の師範でもある森田にとってのこだわりポイントです。

 

 

 

 

 

 

祭提灯。

7月1日から31日まで1ヶ月間続く祇園祭も、そろそろ終わり。

この期間中、京都の町のあちこちに飾られる祭提灯もそろそろ見納めです。

また来年も無事祇園祭を迎えられますように。

 

 


 

2022年の京都教室のテーマは「京の歳時記」。

全国的にも知られるようになったものから、京都の人にしか知られていないものまで、様々な祭りや行事、ならわしを水引で結びます。

次回は8月6(土)・7(日)・8(月)の3日間、テーマは「重陽節会」です。

7月のテーマ「五山送り火 / 地蔵盆」を結んでいただくこともできます。

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東京教室の2022年は「縁起ものをむすぶ水引の会」です!

日本各地で長年伝えられ、愛されてきた縁起ものを、開運の願いを込めて水引で結んでみませんか。

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