こんにちは。和工房 包結Web担当の城下です。
いよいよ梅雨入りし、じっとり蒸し暑い京都です。
雨の中を歩くのが億劫になるこの時期、雨に濡れにくい駅直結の百貨店へのおでかけはいかがでしょう?
和工房 包結は現在、阪急うめだ本店にて「思わずシェアしたくなる水引の世界」というイベントに参加中です。
森田は最終日の6月28日に店頭に立つ予定。ワークショップ「水引の七夕ミニリース」も開催いたします。(こちらは既にご予約満席となっております)
この季節にぴったりの七夕の節句飾りや、和工房 包結が提案する水引ブライダルグッズを実際に見ていただける機会となっております。ぜひ皆様お越しください。
さて、京都教室5月のテーマは「乞巧奠 / 夏越の祓」でした。
水引で結んだ涼しげな七夕飾りや夏のお菓子を結んだものなど、気持ちが晴れやかになるような作品をご覧いただきます。
6月30日は夏越の祓。
室町時代、宮中の貴族たちは旧暦の6月1日に氷を食べて暑気払いをする「氷室の節会」を行っていました。
町衆には手の届かない貴重品である氷を真似てつくり出したのが、透き通るように白い三角の外郎に悪魔払いを意味する小豆を乗せた、水無月(みなづき)。
京都では今でもとても馴染み深い和菓子です。
水引で結んだ水無月は、以前から和工房 包結ではおなじみの作品。
ですが、実は今回の水無月は、改良版なのだそう。
森田曰く、以前のものに比べて、小豆がより小豆らしくなったんです!との事。
気がつかれた方はかなりの森田江里子通ですよ!
こちらはオンラインショップで人気の、水無月のお供え飾り。
氷を模したデザインは、水引細工で作られると一層涼しげ。
じめじめと暑いこの季節、お部屋に飾ると、気持ちのよい風を運んでくれそうです。
お供え飾り 水無月/夏越の祓│和工房 包結オンラインショップ
水無月は京都以外では知られていないそうですが、こちらは全国的ですよね。
鮎の形を模した鮎調布。「若鮎」とも呼ばれます。
かわいらしい見た目から、お子様にも人気のおやつ。
かつてはそこに願い事を書いたという梶の葉をモチーフにした、七夕の節句飾り。
願い事を隠すため、色紙で梶の葉をはさんでいます。願いが叶うように叶結びを添え、下がりの五色で五行をあらわします。
こちらは「五節句飾りセット」に入っている、少し小さめのものになります。
こちらは大きな七夕節句飾り。
全長が約61cmと、飾り映えするサイズです。
小さな梶の葉に、五色の色紙を添えた七夕飾り。
一見、七夕飾りと分からないさりげなさが良いですね。
梶の葉に五色の水引を叶結びで結びました。
こちらは現在開催中の阪急うめだ本店「思わずシェアしたくなる水引の世界」にも出品しております。
(数に限りがございますので、売り切れの際はご容赦ください。)
(墨と硯、筆は含まれません。)
「乞巧奠」は、七夕祭りの原型とされる行事です。平安時代は貴族の文化として、万葉集にも歌われています。
現在は、京都御所の北側に完全な姿で唯一現存する公家屋敷である冷泉家で、旧暦の7月7日に近い日を選んで行われています。
御供物は「瓜茄子桃梨からの杯に大角豆蘭花豆蒸し鮑鯛」が対で供えられ、和琴と琵琶が飾られます。
「子供のお祭り」のイメージが強い現代の七夕祭りとは違い、男女が和歌を贈り合う雅な行事です。
京都では必ずニュース番組で取り上げられるので、実際に見た事はなくてもかなり馴染み深い行事でもあります。
こちらは、この度オンラインショップに新たに登場した「七夕の節句飾り 梶の葉」。
水引で結んだ大きな梶の葉と、ゆるやかにウェーブした五色の下がりが美しい壁飾りです。
七夕が終わってからも、次の「重陽の節句(9月9日)」の頃までインテリアとして長く楽しめる節句飾りです。
目にも涼しげで、暑い夏のしつらえにぴったり。
2022年の京都教室のテーマは「京の歳時記」。
全国的にも知られるようになったものから、京都の人にしか知られていないものまで、様々な祭りや行事、ならわしを水引で結びます。
次回は7月9(土)・10(日)・11(月)の3日間、テーマは「五山送り火 / 地蔵盆」です。
6月のテーマ「祇園祭 / 山鉾巡行」を結んでいただくこともできます。
ご予約はこちらのボタンから。
東京教室の2022年は「縁起ものをむすぶ水引の会」です!
日本各地で長年伝えられ、愛されてきた縁起ものを、開運の願いを込めて水引で結んでみませんか。
ご予約はこちらのボタンから。