こんにちは。和工房 包結Web担当の城下です。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて全国に緊急事態宣言が発令され、和工房 包結の水引教室も休止中です。
森田江里子にとっては、全国の教室でたくさんの生徒さん達と顔を合わせるのが日常でしたから、急に皆さんと会えなくなったのはとても寂しいですが、その分、教室再開後に見ていただく新しい作品制作に目一杯力を注いでいます。
森田からのメッセージです。
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レッスンができないことはとても残念ですが、
こちらは元気に、製作や整理整頓をしてすごしています。
元通りに戻ったときは、また忙しい日々になるので
この時間に感謝をして 今まで作りたかったものをどんどん作っていきたいと思います!
皆様気を付けて過ごしましょう またお会いできる日まで!
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オンラインショップでは、和工房 包結の作品や商品制作に実際に使用している上質の水引から、森田江里子がセレクトした水引のセットを販売しています。
自粛期間中、以前習ったものをおさらいしてみたり、作りたかったものに挑戦してみるのも良いですね!
それでは、3月頭に行われた和工房 包結の水引の会 京都教室「縁起ものをむすぶ水引の会」の作品をご紹介します。
テーマは「富貴繁栄」 四君子・お守などを結びました。
四君子(しくんし)とは、蘭、竹、菊、梅の4種の草木のこと。
吉祥文様として、着物や帯によく登場します。
蘭は春、竹は夏、菊は秋、梅は冬、と四季の植物が入っているので、季節を問わず着られて便利な文様でもあります。
こちらは四君子の掛け飾りです。
蘭、竹、菊、梅がぎゅぎゅっと詰まっています。
春、夏、秋、冬の季節の色が集まり、賑やかな掛け飾りです。
良い天気でも家にこもっていなければいけない今の時期、お部屋を美しく整える事は、気持ちを明るくしてくれますね。
こちらは少し写実的な表現をしている四君子の植物達。
左から蘭、梅、菊、竹です。
サイズも大きく、それぞれ存在感があります。
きりりとした表情の蘭。
竹。葉の意匠が素敵ですね。
ふわふわと花びらが重なって、ゴージャスな菊。
濃いピンクがかわいい梅。まだ寒い空気が似合いますね。
紙を折り、水引を結んで仕上げるお守り袋。
中には小さな招き猫を入れて、福を招くように願いをこめます。
まねき猫はぽち袋に仕上げてもかわいいですね。
今までなかったのが意外なこちらのぽち袋、オンラインショップにも登場しました!
紅白の水引で「五角結び」を結び、お守り袋へ。
「五角(ごかく)」→「合格(ごうかく)」の音にかけて、合格守に。
かえるを入れて「無事に帰る」よう、安全祈願のお守りに。
茄子は「成す」に通じる縁起物です。
この形は京都の賀茂茄子でしょうか。
ころんと丸い形がかわいいですね。
魔除けの五色と、愛をあらわすピンクの「六瓢(むびょう)」で「無病」をあらわす、「無瓢息災」の根付。
オンラインショップでも販売中です。
離れて暮らすご家族やお友達ともなかなか会うことのできない今だからこそ、無事を祈ってお守りをプレゼントするのもいいですね。
和工房 包結の水引の会 京都教室「縁起ものをむすぶ水引の会」
5月のテーマは「諸縁吉祥」貝合わせ・おしどりの予定です。
今の所緊急事態宣言の期間が5月6日までとなっており、5月の水引の会は期間後となっていますが、状況を見て開催の判断をしたいと思います。