こんにちは。和工房 包結Web担当の城下です。
ゴールデンウィーク、皆さまどこかへお出かけされましたでしょうか。
私は特に旅行に出かけることはありませんでしたが、お仕事で外出する日が多く、日差しの強さやツツジの色鮮やかさに季節を感じることができました。
京都に住む者としてはこの後あっというまに厳しい夏がやってくる事を思うとちょっとげんなりしてしまうのですが……。
とはいえ、季節のうつりかわりを楽しむ気持ちは大事にしたいですね。
さて、京都教室「にほんのならわしをむすぶ水引の会」4月の教室は「端午の節句、鎧兜、弓矢」でした。
今回のメインはこちら。
兜、鎧櫃(よろいびつ)、弓矢、太刀、軍扇、陣太鼓(じんだいこ)、陣笠(じんがさ)、菖蒲(しょうぶ)の段飾りです!
すべて水引で作られていますよ。
兜はその昔、「こよみをむすぶ水引の会」で登場したことがあるので、見覚えのある方もいらっしゃるかと思います。
立体的で凝った造形ですが、頑張れば2時間で完成できるので、今回一番人気でした。
兜は「こよみをむすぶ水引の会」で結んだことがあるというベテラン生徒さんは、小物を結ばれていました。
午前・午後の2コマを取って全種類制覇した方も!すごいです。
全種類は無理でも、兜と弓矢、太刀が揃うと見栄えのするセットになります。
こちらはオンラインショップで販売中の兜飾りセット。
金屏風と合わせるときちんと感が出ますね。
いかつい鎧兜は雛人形と違ってかわいくないので、あまり積極的に飾る気になれない方も多い兜飾り。
結びの美しい水引細工の兜飾りならインテリアに溶け込んでくれますよ。
こちらは更に手の込んだ兜です。
一つ一つのパーツの作り込みが複雑になっているのがお分かりいただけるでしょうか。
和工房 包結の「お供え飾り」の柏餅、粽と並べて飾っても素敵です。
かわいらしい姿をずっと留めておける、和菓子の水引細工。
「お供え飾り」は三宝の上に飾るお供えを変えることで、季節のうつりかわりを楽しんでいただく和工房 包結の人気商品です。
商品ページはこちら>>お供え飾り 皐月/端午の節句 柏餅と粽
この季節の明るい光に映える、色鮮やかな端午の節句飾り。
皐月(さつき)の花、菖蒲(しょうぶ)と蓬(よもぎ)の葉があしらわれています。
皐月(サツキ)は万葉集にも登場する、日本では昔から愛されてきた花です。
菖蒲は強い飾りが邪気を払うとされ、邪気払い、魔除けに用いられてきました。
下がりの五色は五行説にもとづいていて、緑赤黄白紫で木火土金水をあらわしています。
「水引の会」では扱いませんが、こちらは全長63cm、大きいサイズの端午の節句飾りです。
ほぼ倍サイズですね。
一つ飾るだけで、特別な空間にしてくれる存在感。
以前から個展などでは発表していた節句飾り、少しずつオンラインショップにも追加しています。
掛蓬莱や節句飾りなど、日本には季節の飾りを部屋に掛けて楽しむ文化がありました。
和工房 包結は、そういった伝統的な飾りを現代のインテリアに寄り添う形にデザインしてご提案しています。
「にほんのならわしをむすぶ水引の会」次回は「氷室の節句、嘉祥(和菓子) 、紫陽花」です。
すでにほとんどの回が満席となっていますが、5月13日(日) の14時~の会のみわずかに残席があるようですよ。
人気の和菓子が結べる回です。ご興味のある方はお早めにご予約くださいね。