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にほんのならわしをむすぶ水引の会 獅子舞 節分 追儺【後編】

こんにちは。和工房 包結Web担当の城下です。

 

春のように暖かくなったかと思ったら、また真冬のように寒くなったり

気温差が激しくて体調を崩しやすい時期ですね。

それでも日中コートがいらない暖かさを感じると、もう春やなぁ〜と嬉しくなってしまいます。

 

少し時間が巻き戻りますが、

京都教室「にほんのならわしをむすぶ水引の会」1月の教室「獅子舞 節分 追儺」の後編です。

 

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節分の主役たち、鬼の面とお多福。

そして柊の小枝に焼いた鰯の頭を刺した「柊鰯(ひいらぎいわし)」です。

鰯の生臭さで鬼を遠ざけ、柊の葉のトゲトゲで家に入ろうとする鬼の目を刺すという意味があります。

 

 

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こちらが本物の柊の小枝です。

以前森田が白峰神宮でいただいてきたもの。

これが目に入ったらかなり痛そうですね。

 

 

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現代のくらしでは、なかなか柊鰯を用意するのは難しいかも……。

水引細工なら匂いもせず、雰囲気を楽しめそうです。

匂いがしないので鬼を遠ざける効果は半減してしまいますが、見た目だけならだませそう。

 

 

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お多福と梅の花。こちらはとても春らしい組み合わせ。

 

 

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お多福の横に並んでいるのは般若です。

普通の鬼よりも怖く見えるのは、般若が元は女性だからなのでしょうか……。

 

 

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こちらは「追儺(ついな)」です。京都以外ではほとんど知られていないかもしれませんね。

京都でも誰でも知っているというわけではありません。

元は平安時代の初期頃から宮中で行われていた鬼払いの儀式で、節分のルーツです。

金色の目を4つ持つ面、右手に矛、左手に楯を持った方相氏(ほうそうし)が厄を払います。

 

 

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そして一番人気だった獅子舞。

こういった立体的な水引細工は二コマ以上必要なことが多いのですが、

胴体部分を結ばなくても良いので、一コマで作れるところも人気ポイントでした。

 

 

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獅子頭を色違いで結ぶとまた雰囲気が変わりますね。

ちょこんと出た足にはきちんと草履を履いています。

 

 

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昔は当たり前のようにくらしの中にあった、伝統的な日本のならわし。

現代のくらしに少し取り入れてみるだけで、いつもの景色をとても豊かなものにしてくれますよ。

 

 

 

 

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