こんにちは。和工房 包結Web担当の城下です。
新型コロナウイルス感染症拡大を受けて、カルチャースクールでの水引教室も休講が増えています。
休講の判断は各施設によって異なりますので、授業日前には必ず各施設のホームページにてご確認くださいますようお願いいたします。
また、4月18, 19, 20日で予定していた「世界の行事をむすぶ水引の会 復習会」は、9月12, 13, 14日に延期する事にしました。
この事態が終息し、不安なく過ごせるようになる事を心から願っております。
大変な時期ですが少しの間、森田江里子の作品を眺めて楽しんでいただければと思います。
「縁起ものをむすぶ水引の会」2月のテーマはひな祭りのシーズンに合わせて「成長祈願」。
水引で結んだお雛さまやこけし・犬筥など、思わず顔がほころぶかわいらしい作品がたくさん発表されましたよ。
まずはお雛様です!
和工房 包結の水引のお雛様には、これまで立ち雛やピックタイプのお雛様飾りがありましたが、座り雛は今回初めて登場しました。
後ろに長く垂らした髪や装束、檜扇もすべて水引の結びで作られた女雛です。
男雛の衣装、束帯も水引で表現されています。
ぼんぼり、桜と橘ももちろん水引細工です。
不安定な形状のぼんぼりをしっかり立たせるには、均等にバランス良く結ぶ技術が必要です。
これがなかなか難しい。
ミニチュアの雛道具と合わせて段飾りにしてみました。
お道具があると一段と華やかになりますね。
こちらの座り雛、来年(2021年)のひな祭りシーズン前にオンラインショップにて購入可能になる予定です。
気になる!という方はぜひチェックしてみてくださいね。
こちらはお雛様のピック飾りです。
基本的な結びのアレンジで作れるので、初心者でも挑戦しやすく人気です。
桃の花や扇、桜など、桃の節句を華やかに彩るモチーフ達。
並べて見ると春の雰囲気が漂います。
色紙を折ったメッセージカードに、一輪の桃の花を添えて。
桃の花の一枝を包み、赤い水引を結んだメッセージーカードです。
こんなカードが贈り物に添えられていたら、平安時代の貴族達の文のやりとりのようで素敵ですね。
こちらも雛道具の一つ。
「犬筥」という、犬をかたどった入れ物で、張り子等で作られます。
犬はお産が軽く、多産であることから安産のお守りに用いられてきました。
犬筥の中にはお守りなどを入れていたそう。
江戸時代には嫁入り道具として一般的になり、産室や子供の部屋に飾られました。
こちらはかわいい水引のこけし!頭でっかちの難しいバランスですが、ちゃんと自立しますよ。
ぐるりと一周廻してみました。
丸い後ろ頭がかわいいですね。
和工房 包結の水引の会 京都教室「縁起ものをむすぶ水引の会」
十分に換気しつつ、手洗い・マスク着用で開催したします。
4月のテーマは「立身出世」。水引で金太郎・熊・鯉幟(こいのぼり)を結びます。
また、ペーパーナプキンを折って作るマスクの作り方もお教えします。
日本各地で長年伝えられ、愛されてきた縁起ものを、開運の願いを込めて水引で結んでみませんか。