こんにちは。和工房 包結Web担当の城下です。
いよいよ年の瀬が押し迫ってまいりました。
今年やろうと思っていてやり残したことはないか?と何となく気ぜわしく落ち着かないような年末。
来年はいよいよ2020年、なんとなく節目の年の雰囲気もあってわくわくしますね。
和工房 包結の水引の会 京都教室「世界の行事をむすぶ水引の会」も、先日12月の教室を終えてひと段落。
すでに発表されていますが、来年のテーマは「縁起もの」です。
大変申し訳ありませんが、京都教室・東京教室ともにご予約が殺到してしまった関係で、一時的に予約ができない状態になっております。すいません。生徒さま方の熱意を予測しきれておりませんでした。
12月26日より予約受付を再開できる予定ですのでよろしくお願いいたします。
さて、今日は11月の教室で結んだ作品たちをご紹介します。
テーマはフィンランドの「クリスマス」。
日本でも根強い人気の北欧、フィンランド。私もいつか行ってみたい国の一つです。
最近では34歳の女性首相が誕生するなど、男女平等、教育水準の高さは世界トップレベル。
先進的でありながら、一方で伝統的な行事も大事にされています。
クリスマスといえばサンタクロース!
サンタクロースの姿形や習性(?)については国によっても違いがあるようですが、その起源は「シンタクラース」で、キリスト教の聖ニコラオスがモデルになっているそうです。
1849年に出版された「クリスマスの前の晩」という本に、現在よく知られているような、赤い服を着たサンタクロースが初めて登場します。
フィンランドには「サンタクロース村」があり、サンタクロースがお手伝いをする妖精(トントゥ)と一緒に住んでいるんだとか。
水引で結んだポインセチアと一緒に。
この季節にぴったりのポインセチアのご祝儀袋もあるんですよ。
ポインセチアのブローチもあります。
こちらもクリスマスらしいモチーフの雪だるま。
あわび結びを繋げて、立体的な球体に仕上げていくのがポイントです。
こちらの雪だるまなら、初心者さんも一コマで完成できます。
梅結びやあわび結びなど、水引の基本的な結び方がぎゅっと詰まっています。
ポインセチア、クリスマスツリーなど、クリスマスのモチーフを結んで色紙にぺたり。
立体感が楽しいクリスマスカードの出来上がりです。
海外の方にも喜ばれそうですね!
今回、森田がいちばん作りたかった!という「ヒンメリ」。
フィンランドの伝統的なクリスマスの装飾で、麦わらを組み合わせた幾何学的な模様が特徴的です。
水引で結んだヒンメリは、よく見るとあわび結びが隠れていて、よりやわらかい雰囲気。
控えめなラメの入った水引を使っているので、上品な華やかさがあります。
白を基調に、雪景色のような淡い色使いで結んだトナカイ。
ヒンメリと組み合わせたら、大人っぽいクリスマスのインテリアになりました。
フィンランドの国花、スズランも登場しました。
清楚で可憐な姿はフィンランドのイメージにぴったりですね。
トナカイが興味を示していますが、スズランは花や根に強力な毒がありますので、要注意です!
2019年、日本を飛び出していろいろな国の行事を結んできた水引の会も12月で無事終了。
来月からはいよいよ「縁起ものをむすぶ水引の会」がスタートします。
1月のテーマは新年にぴったりの「商売繁盛」。
かわいい水引の招き猫・福だるまを結びます。
日本各地で長年伝えられ、愛されてきた縁起ものを、開運の願いを込めて水引で結んでみませんか。
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