和工房 包結では、日本の伝統文化である水引折方の技術と美しさを次世代へ受け継ぎ、その魅力を広く伝えるために「認定講師」の育成を行っています。
現在、認定講師は全国に19名。確かな技術と水引文化への理解をしっかり習得していただくため、お教えできる人数には限りがあり、新規募集は数年に一度のみです。
森田江里子による進級・卒業審査を経て、晴れて認定講師となった方々は、カルチャースクールの講師、和工房 包結の作品や商品の制作、教室のアシスタントなど、さまざまな場で活躍されています。
また、講師同士の交流やスキル向上の機会として、定期的に交流会も開催しています。
先日開催した交流会では、「一つのテーマでそれぞれ自由制作をしてみよう」という趣旨のもと、大阪・関西万博公式キャラクター「ミャクミャク」をテーマに制作しました。

森田は、「シルクロードをむすぶ水引の会」のリサーチを兼ねて大阪万博会場を訪れた際に、ミャクミャクに魅了され、今回のテーマに選びました。
特徴的な色と形からどのように展開していくかというデザインスキル、特徴的な形を水引の結びで美しく表現できるかという結びの技術検証という意味も込めたテーマです。
※万博公式キャラクター「ミャクミャク」の使用に関しては、公式の「二次創作ガイドライン」を遵守しています。記事内で紹介している作品は、いずれも販売・営利目的ではございません。

勉強会当日は、認定講師のみなさんが制作した多彩なミャクミャク作品が持ち寄られました。


丸みを活かしたかわいらしいアレンジから、造形的な挑戦まで、多様な解釈が並び、会場は壮観な光景に。

ちなみに、森田の作品はこちらでした。
ミャクミャクとコミャクたちのブローチです。


お互いの作品を見ながら写真を撮ったり、質問や感想を交わす認定講師の皆さん。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
今後もこうした交流と学びの場を積極的に作っていきたいと思います。
水引の魅力を深く学び、伝える活動に興味のある方は、ぜひこちらをご覧ください。