こんにちは。和工房 包結Web担当の城下です。
いよいよ今年もあとわずか。
今年もコロナウイルスに気をつけつつの創作活動、教室運営となりましたが、そんな中でもたくさんの方と水引の楽しさ、素晴らしさを共有できる機会をいただき、意義深い年となりました。
皆様、良いお年をお迎えください。2022年もどうぞよろしくお願い致します!
本日は京都教室「世界の装飾文様を結ぶ水引の会」11月、12月のテーマ「日本」の作品をご紹介します。
見てください、このおいしそうなおせち!
一の重「祝い肴・口取り」
昆布巻、手毬麩、金柑、蒲鉾、だし巻き卵、栗きんとん、くわい、黒豆、田作り、たたき牛蒡、かずのこ、海鮮市松、たこ、松風、
松葉と南天の葉を添えています。
二の重 焼き物・酢の物
棒鱈、牡蠣燻製、なます(いくら乗せ)、鮭、海老、こはだ粟漬、さわら、龍飛巻き、菊花かぶら
三の重 煮物
小芋、椎茸、れんこん、たけのこ、こんにゃく、花にんじん、絹さや
おせちは森田がずっと以前から作ってきたモチーフですが、今回は更にボリュームを増えて三段重に。
以前作った料理も今回さらに洗練させて作り直しています。
水引の結びだけで、こんなにリアルなおせちを作れるなんてびっくり。
それぞれの食材の形の特徴を捉えることと、色のバランスがポイントです。
今回も、絶妙な色が揃っている「珠の緒」の水引が大活躍しました。
本物よりも少し小さめなのがかわいいですね。
重箱を埋められるだけのおせちを結ぶのは並大抵のことではありませんが
こんなワンプレートおせちなら挑戦できますね。
祝い箸やおめでたいモチーフの箸置きを添えると、ぐっとお正月らしくなります。
こちらは祝い鶴の箸置。
オンラインショップでもご注文いただけます。
和文様は他にもいろいろ。
和工房 包結では定番ともいえる鯛や亀など、紅白のモチーフが映えるのもお正月ならでは。
お正月にちなんだ和文様として、独楽も登場しました。
独楽はお金や人脈、仕事、運勢などが良く廻るという事から、おめでたいシーンで用いられるモチーフです。
このブログでは、干支飾りの期間限定販売の記事で先にお目見えした2022年の干支、寅。
白虎と、
黄虎。
張子風のデザインなので、ぽってりとしたフォルムがかわいらしい虎さんです。
水引の色合わせで虎柄を表現した、小さな虎たちも人気でした。
少し赤みのある黄色と、白、黒の三色で結んだ虎。
黄色を金色に変えると、リッチな雰囲気になります。
同じ色使いで、ぽち袋もありますよ!
こちらはオンラインショップでご注文いただけます。
「世界の装飾文様をむすぶ水引の会」はこれにて終了です。
web担当は、毎月がらりと変わる世界観に驚かされっぱなしの一年で、デザイナーとしてもいろいろな世界の文様の歴史に触れる事ができてとても勉強になりました。
森田は海外と和の世界をせわしなく行き来するので、頭を切り替えるのがなかなか大変だったそう。(確かに……。)
この1年でまた更に広がった水引の表現の可能性、今後も作品や商品にいろいろな形で反映されていくのではないかと思いますので、お楽しみに!
そして、2022年の京都教室のテーマは「京の歳時記」です!
全国的にも知られるようになったものから、京都の人にしか知られていないものまで、様々な祭りや行事、ならわしを水引で結びます。
ご予約はこちらのボタンから。
東京教室の2022年は「縁起ものをむすぶ水引の会」です!
日本各地で長年伝えられ、愛されてきた縁起ものを、開運の願いを込めて水引で結んでみませんか。
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