こんにちは。和工房 包結Web担当の城下です。
京都はいよいよ紅葉シーズンスタート。
一年を通して観光に来られる方が多い京都ですが、
この時期はたぶん一年で一番混み合うシーズンではないでしょうか。
と思っていたのですが、ブログを書くにあたり適当な事を書いてはいけないなと思い、
京都市が公開している「2018年 京都観光総合調査」を調べてみました。
平成28年 月別観光客数
1位 3月 576万人
2位 1月 525万人
3位 4月 506万人
4位 11月 465万人
・・・というわけで、あれ?11月は4位でした。
桜の季節よりも紅葉の季節に、市バスが路線によっては異常に混み合うので
そのイメージで11月が一番多いと思っていたのですが、意外でした。
ともあれ、この時期京都に来られる方は「市バスはめちゃめちゃ混む!」を念頭に置いて来られることをおすすめします!
さて、
京都教室「きもの文様をむすぶ水引の会」
10月は「檜扇、月下秋野、撫子、桔梗、萩 他」でした。
まずは「檜扇」です。
平安時代、宮中の貴人たちが必ず手に持っていた檜扇。
檜扇で顔を隠す所作がおなじみですね。
優美で高貴なイメージや、末広がりの形から、文様としても多く使われています。
桔梗です。
色の美しさから、こちらも着物や帯の文様として多く登場します。
秋の花だからこそ、夏着物や夏帯でもよく見られますね。
こちらは萩。
小さな花が愛らしい印象です。
「万葉集」にも多く詠まれており、秋の風景にかかせない花ですね。
こちらも愛らしい撫子。
園芸種の花たちも美しいですが、古くから日本に自生してきた花はまた違う魅力がありますね。
撫子は初心者さんにもおすすめ。
こんなふうにぽち袋に仕上げる方もいましたよ。
尾花(ススキ)です。
秋の植物といえば、一番に思い浮かべる方も多いかもしれません。
尾の部分が、シックなゴールドの水引で表現されています。
そして一番人気だった女郎花(おみなえし)。
私もこれを見た時は思わず「わあ」と声をあげてしまいました。
黄色がぱっと目を引いて、形もとてもかわいらしいのです。
女郎花の小さな花が水引の結びで表現されていて、とても素敵です。
これまで数々の花を水引で結んできた森田ですが、
この女郎花の形は、何年も教室に通って下さっているようなベテラン生徒さんにも目新しかったみたいで
人気が高かったそうですよ。
今回のお花達を扇状に並べてみました。
いずれも秋の七草に入っているものばかり。
真っ赤な紅葉もテンションが上がって良いものですが、
こういう素朴な花たちは何だかほっとするような秋の風景を思い起こさせます。
「きもの文様をむすぶ水引の会」
11月、12月はすでに全て満席で、キャンセル待ち受付中となっております。
近日中には、来年の「水引の会」のテーマも発表いたしますので、お楽しみに!
「きもの文様をむすぶ水引の会」
詳細・ご予約はこちらから。
こだわりのご祝儀袋や和のしつらえ、よそおいを彩る和工房 包結の水引細工。