芸術の秋です。
大阪市立東洋陶磁美術館で開催中の
「鼻煙壷展」にいってまいりました。
鼻煙壷(びえんこ)とは 嗅(か)ぎタバコをいれるための小さな容器で
ヨーロッパでは箱型容器が使われていたようですが
湿気の多い中国では密閉式の壷型容器が生まれたそうです。
この小さな壷にいろいろな技法で細工された文様が
とっても繊細で綺麗でユーモアもあり1000点もの小瓶は小さいながらも
すごい存在感でした(中国工芸すばらしい!)
この時代の人はアクセサリー感覚で鼻煙壷を楽しんだんだな。
素敵なお洒落です!
文様には瓢箪や宝尽し、唐草、龍など他にもいろいろ吉祥モチーフが使われていました。
どの国もどの時代も人は願いをこめて縁起のよいモチーフを使って縁起をかついでいるんだな、、
と思いました。
それにしても中国では 蝙蝠(こうもり)は吉祥とされているのだろうか?(なんか恐いイメージがあるけれど・・・)
こうもりを使ったものが多かったこと!
白菜に青虫 というのもあったが これって虫もつくくらい美味しいとかいう意味なのか?ユーモアがあって素敵。
花蝶猫文 というのも面白い。花と蝶と猫の組み合わせはどんな意味なのだ??
とっても楽しめる展示です。今月28日まで開催しています。
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