明けましておめでとうございます。和工房 包結Web担当の城下です。
年明け早々東京、埼玉、千葉、神奈川に緊急事態宣言が発令され、大阪、京都、兵庫も発令間近のようですね。
和工房 包結の水引教室については、カルチャースクールを含めすべての教室が夕方までに終わりますので日時の変更はなく、より一層感染予防に注意して進めてまいります。
・教室内の換気を十分行います。
・アルコール消毒液を完備します。
・テーブルは向かい合わせにならないように配置します。
・定員数を調整いたします。
・マスクの着用をお願いします。
・体調不良の方は、当日キャンセルでもキャンセル料等いただきませんので、大事を取ってお休み下さいますようお願いします。
教室の様子は現在、このように席数を減らして対面を避けたテーブル配置にしています。
水引の会 京都教室 – Spherical Image – RICOH THETA
慌てず、油断せず、これまでもやってきた感染対策を粛々と行いつつ、皆様と楽しい時間を過ごせる事を祈っております!
さて、和工房 包結 12月の京都教室「縁起ものをむすぶ水引の会」のテーマ「福寿増長」の作品をご紹介します。
純白の水引を「あわび結び」で結んでいく鏡餅。
二つ以上重ねるのは、めでたさを「重ねる」という意味合いが込められているそうです。
家の繁栄を願う「橙(だいだい)」、清廉潔白を表し白髪になるまで長生きする意味を込めた「裏白」を添えます。
こちらは京都でよく見られる鏡餅。串柿とゆずり葉は関東の鏡餅にはあまり見られないように思います。
串柿の下に挟んでいるのは昆布です。
串柿は、その名の通り干し柿を串に刺したもの。柿は「嘉来」に通じる縁起物です。
串に刺しているのは、鏡餅を鏡、橙を玉、串柿を剣に見立てて三種の神器を表しているとも言われます。
こちらは年末ギリギリにオンラインショップに初お目見えした、桐箱入りの鏡餅セットです!
鏡餅と橙はきれいに重ねられて転がりにくいように工夫されています。
向かって左には、勝負事や病などに勝つようにという「勝栗」。
右には丈夫・健康・まめに働くなどの意味を持つ「黒豆」を並べました。
鏡餅セットをしっかり収納できる桐箱は、蓋が飾り台になります。
和工房 包結がいつもお願いしている京都の職人さんによる桐箱は、一つ一つオーダーメイドで作られているので蓋と箱がぴったりと合い、継ぎ目が目立たない美しい佇まい。
だから蓋を閉めて飾り台として使っていただいても、すっきりきれいなんですよ。
「叶結び」の水引を結んでお届けしますので、贈り物にもおすすめです!
こちらは色鮮やかな羽子板。
意外にこういうカッチリとした形を水引で結ぶのは難しいです。
お好きな色で結んだ梅結びで飾って仕上げます。
こちらは小さな木の羽子板を、松竹梅の水引細工でデコレーション。
立体的でとてもおめでたい雰囲気です。
お正月の飾りにぴったりですね。
一年間、日本各地に伝わる「縁起物」を結んできた2020年。
感染予防対策を行いながらの水引教室開催はいつも通りにいかない事がたくさんありましたが、
「無病息災」「災難厄除」を願う縁起物がこんなにたくさんあったんだなぁと再認識する一年でもありました。
コロナ禍にあっても、水引に情熱をもって取り組んでくださる生徒様、
少しでも暮らしを明るく気持ちよくできるようにと、和工房包結オンラインショップでお部屋のしつらえの商品をお求めくださるお客様に支えられて、2020年も無事乗り切ることができました!
本当にありがとうございました。
今月からは和工房 包結の水引の会 京都教室の「世界の装飾文様をむすぶ水引の会」がいよいよスタートします。
これまで水引の会では、毎月テーマが変わっていましたが
「世界の装飾文様をむすぶ水引の会」では、1つのテーマに2ヶ月かけて取り組んでいただける形になっています。
まずは1月「アール・ヌーヴォー」からスタート。
2月は引き続き「アール・ヌーヴォー」の作品を結んでいただいてもOKですし、次のテーマ「パリ アール・デコ」に取り組んでいただいてもOK。
世界に伝わる様々な装飾文様・パターンが水引でどう表現されるのか、web担当もとても楽しみです!
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