昨年冬に続く季節の水引講座第二回目。
今回の春の水引講座「お雛様のリース制作」は無事終了しました。
募集期間、実施日が短い期間でしたが
リピーターの方々、初めての方々、12名の皆様に体験して頂きました。
お疲れ様でした!
ちょっと難しかったようで内容を詰め込みすぎたかなと振り返っています。
お雛様は京都では他の地域とは逆の位置に飾られます。
京都ではお内裏様が向かって右 お雛様が向かって左。
その他の地域ではお内裏様は向かって左 お雛様は向かって右。
お雛様の飾り方は京都御所の紫宸殿の天皇皇后の玉座に基づいています。
天皇は北を背に南を向き座られますが
太陽が昇る東を上座としたため
東側に天皇(向かって右)西側に皇后(向かって左)でしたが
明治になり入ってきた西洋文化により
天皇は向かって左 皇后は右に立ち位置を変えます。
庶民もこれに従います。
結婚式の高砂も新郎が向かって左、新婦が右と西洋式ですね。
雛飾りの飾り方はこのようなところからきています。
京雛は古来の位置で飾ります。
今回の水引講座に参加の方は京都の方、大阪、奈良、兵庫、鹿児島や関東出身の方、、
皆様にお雛様の配置をしっくりくる位置で作品を完成させてもらいましたが
京都の方は迷わず古来の飾り方に配置されました。
京都以外の方はやはり向かって右がお雛様という配置のほうが違和感ないようでした。
ここは京都だからということで違和感あるけれども京雛の配置にされた方もいらっしゃいました。
どちらにどちらがくるか統計をとってみましたが 12名のうち半々でした。
とても興味深かったです。
場所となった町屋菓子工房凡蔵さんのお雛様ケーキは
もちろん京雛さまでした[:おはな:]
京都では3~4月にお雛様展があちこちであります。
見に行くのが楽しみです。
和工房 包結 ブログ