こんにちは。和工房 包結Web担当の城下です。
あいかわらず暑い日が続く京都ですが、7月の異常な暑さに比べればマシになったなぁと思います。
お盆休み、みなさまどのようにお過ごしでしょうか。
京都は五山の送り火が終わると、夏もひと段落。
去年は残暑がほとんどなく、暦通りに涼しくなったので、嬉しさと同時に拍子抜けしたりもしましたが
今年はどうなるでしょうか……。
さて、京都教室のにほんのならわしをむすぶ水引の会、7月は「夏の土用、お盆の室礼、蓮の花」でした。
まずは目に涼しいこちらの写真からどうぞ。
この季節に美しい姿を見せてくれる蓮の花を、水引で結びました。
泥の中でも清らかな美しい花を咲かせることから、極楽浄土に咲く花とされています。
和工房 包結の水引の会では昔からおなじみのモチーフですが、今回はつぼみが初お目見えしました。
水引で結んだ精霊馬。
ご先祖様がこちらに来られるときには、きゅうりの馬でできるだけ早く。
あちらに戻られるときには、なすの牛でゆっくりとお戻りくださいという意味があります。
野菜を盛ってご先祖様に供える、お盆のしつらえ。
こちらは「お供え飾り 葉月/お盆」としてオンラインショップでも販売中。
手のひらに乗るサイズの小さな三宝に、トマト、すいか、きゅうり、ナスの夏野菜を乗せて。
ご先祖さまが家まで戻る道で迷わないための目印になる、盆提灯。
こちらは水引を結んで作られていますが、ちゃんと灯りがともるんですよ。
灯りがともると静かな歓声が。
そして、森田が「気づいた人のお楽しみ」として蓋をしたままにしていた、こちら。
\ぱかっ/
水引細工の鰻重でした!
絶滅危惧種に指定されてしまったウナギ。
平賀源内が発案したという説もある「土用の丑の日の鰻」も、近い将来過去の風習となってしまうかもしれませんね。
「にほんのならわしをむすぶ水引の会」9月は「月見、収穫祭、さんま」です。
実りの秋を目で楽しむモチーフがたくさん登場する会になりそうですよ。
「にほんのならわしをむすぶ水引の会」