こんにちは。和工房 包結Web担当の城下です。
京都は今、紅葉シーズンの真っ最中です。
市バスや地下鉄などに紅葉狩りに来られた方々で超満員になっているのを見て、
今年もそんな季節かぁとしみじみしています。
お山の方にのんびり紅葉を見に出掛けたいけど、
今年はどうやら行けずに紅葉シーズンが終わりそう……。
せめてお家の中のしつらえだけでも秋らしく、季節を感じたいものです。
11月の「こよみを結ぶ水引の会 二巡目」のテーマは「もみじつたきばむ」。
モチーフは吹き寄せ、酉の市、熊手でした。
落ち葉や木の実などが、風で吹き寄せられた様子に見立てて
和菓子や日本料理のモチーフになる事も多い、吹き寄せ。
もみじやいちょう、どんぐり、松葉などに、しめじもちょこんと混じっています。
このしめじが作りたい!という生徒さんもいらっしゃったそうですよ。
酉の市の熊手は、愛嬌たっぷりのお多福がポイントです。
江戸時代から続く酉の市、関東に比べると京都ではなじみが薄いのですが
現在は大阪府堺市の大鳥大社でも酉の市が行われていたりと、
関西でも知られるようになってきました。
気軽に飾れるサイズの水引細工の熊手は、生徒さんにも大人気。
こちらの縁起物てんこもりの熊手が、今回の一番人気でした!
一回の受講では完成させられないボリュームだったのですが、
これを作りたくて急遽、二講座を受講された方も。
見た目も華やかで、おめでたい気分が盛り上がりますね。
次回、12月の水引の会のテーマは「そらさむくふゆとなる」
南天、門松、鏡餅の3つからお選びいただきます。
いずれもお正月に欠かせない、人気のモチーフです。
あたたかいお部屋で、年末年始へ向かう気分を盛り上げるモチーフを結んでみませんか?