こんにちは。和工房 包結Web担当の城下です。
夏のように暑い日があったかと思えば、暖房が必要なくらい冷え込んだり気温は不安定ですが、新学期になって何かを新しく始めたり、初めましての人に出会ったりと、ワクワクするような事も多い時期ですね。
そんな季節にぴったりの京都教室3月のテーマ「都をどり / 桜花祭」の作品をご紹介します。
毎年4月に行われる都をどりは、京都の春の風物詩。
祇園甲部の芸妓さん・舞妓さん達による舞踊公演です。
元々は祇園甲部歌舞練場で行われていましたが、耐震対策のため休館になり、現在は南座で行われています。
今回のブログ記事を書いていてどうしても見たくなったので、web担当も滑り込みで見てきました。
ロビーに飾られていた今年のポスターの原画。
第一景、「都をどりは」「ヨーイヤサー」の掛け声とともに舞妓さん達がずらりと花道に登場される時に携えている団扇を水引で結びました。
桜と柳が半分ずつ配されていて、とても華やかな団扇です。
演奏も芸妓さん、舞妓さん達が行います。
舞台上手で三味線を弾き唄うのは、芸妓さん達。
皆さん黒紋付で演奏される姿はとても格好良いです。
下手では舞妓さん達が鼓や笛などの鳴り物を奏でます。
今回web担当の席は下手側の花道の横だったので、鼓を打つ舞妓さんを間近で見ることができました。
演奏する姿もお美しいので、舞台も花道も見たいし演奏も見たいし、首が忙しい席でした。
舞妓さんの履く「おこぼ」と呼ばれる下駄。元々は子供が履く下駄です。
赤い鼻緒は一年目の舞妓さんの印。
実はとても重い履き物なんだとか……。
同じ頃に開催されるのが、桜の名所 平野神社の桜花祭です。
985年、花山天皇が始められたのが起源という事で、1000年以上の歴史を持つお祭りです。
花見団子や桜の和菓子。色合いも春らしくかわいいですよね。
お茶席に欠かせない懐紙入れ。
都をどり第一景置歌の舞妓さん達の着物をイメージして水引で結びました。
都をどりのポスターにもなっているこの着物は毎年新調されますが、肩と袖山の「しだれ桜」は京都の春を象徴し、八坂神社の氏子の証でもあるので、毎年同じ図案が使われます。
赤い長襦袢をイメージして、懐紙入れの中も赤。
摩擦に強く、手触りの良いもみ和紙を使用しています。
最後は、初心者さんも一コマで結べる桜です。
ぽち袋に仕上げれば、ちょっとしたお礼をお渡しするのに使っていただけます。
こちらは桜のご祝儀袋。
オンラインショップにはピンクのご祝儀袋がございます。
今の季節、入学祝いなどにとても人気があります🌸
2022年の京都教室のテーマは「京の歳時記」。
全国的にも知られるようになったものから、京都の人にしか知られていないものまで、様々な祭りや行事、ならわしを水引で結びます。
次回は5月14(土)・15(日)・16(月)の3日間、テーマは「乞巧奠 / 夏越の祓」です。
4月のテーマ「端午の節句 / 葵祭」を結んでいただくこともできます。
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東京教室の2022年は「縁起ものをむすぶ水引の会」です!
日本各地で長年伝えられ、愛されてきた縁起ものを、開運の願いを込めて水引で結んでみませんか。
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