こんにちは。和工房 包結Web担当の城下です。
京都は少し涼しい日が続いていると思ったら、先日、突然の猛暑日。
今年は西日本は暑い夏になるそうで、暑さに弱い私は今から戦々恐々としています。
氷に見立てた和菓子「水無月」が作られたぐらいですから、京都の夏は昔々から暑かったのかもしれませんね。
さて、京都教室「にほんのならわしをむすぶ水引の会」5月の教室は「氷室の節句、嘉祥(和菓子)、紫陽花」でした。
室町時代、宮中の貴族たちは旧暦の6月1日に氷を食べて暑気払いをする「氷室の節会」を行っていました。
町衆には手の届かない貴重品である氷を真似てつくり出したのが、
透き通るように白い三角の外郎に悪魔払いを意味する小豆を乗せた、水無月(みなづき)。
京都では今でもとても馴染み深い和菓子です。
「お供え飾り 水無月/夏越の祓」3,000円(税込3,240円)
こちらはオンラインショップで人気の、水無月のお供え飾り。
氷を模したデザインは、水引細工で作られると一層涼しげ。
じめじめと暑いこの季節、お部屋に飾ると、気持ちのよい風を運んでくれそうです。
そしてこの時期、旧暦6月16日(今年は7月28日です)には、神様にお供えした和菓子をいただいて無病息災を願う「嘉祥喰」という行事があります。
昔は十六の菓子や餅をお供えしたそうですが、今では十を一に代えて、一 + 六 =七の菓子餅をお供えするとか。
七の菓子餅を朱塗りの盆に乗せて。七つで十分豪華!
和菓子の造形ってなんでこんなに愛らしいのでしょう。
食べたらなくなってしまう和菓子、水引細工ならいつまでも愛でることができますね。
そしてこちらも目に涼しい、この季節のお花。
紫陽花です。
形も色も様々な紫陽花。
今も次々と新種の紫陽花が生み出され、2000種類もの品種があるそうです。
いろいろな紫陽花、集めてブーケにするのも良いですね。
「にほんのならわしをむすぶ水引の会」次回は「夏越の祓、半夏生(はんげしょう)、七夕祭り」です。
申し訳ありませんが、すでにほとんどの回が満席となっています。
7月9日(月) 14時~の会のみ現在1席だけ残席があるようです。
キャンセル待ちも受付可能ですので、ご興味のある方はご予約ください。