和工房 包結がこれまで水引教室で発表してきた作品を展示しました。
会場は明治24年創業、日本唯一の手木版和装本出版社である「芸艸堂」さん。水引教室に長く通ってくださっている生徒さまも多く、初期に登場した作品をなつかしそうにご覧になっていました。
こうしてずらりと並べて見るのは森田自身も初めて。自身の結びの技術も10年の間に成長していることが分かって感慨深い展示となりました。
“Gratitude”
Wakobo Hoyou 10th aniversary exhibition
in Kyoto
和工房 包結は2007年に設立、京都に拠点を移してから、2017年で10周年を迎えました。
この10年の間にたくさんの方と出会い、助けられて、ここまで走り続けてくることができました。
感謝の気持ちをこめて、2017年9月、和工房 包結10周年展を京都市内の3会場にて同時開催いたしました。
展覧会の模様をぜひご覧ください。
和工房 包結がこれまで水引教室で発表してきた作品を展示しました。
会場は明治24年創業、日本唯一の手木版和装本出版社である「芸艸堂」さん。水引教室に長く通ってくださっている生徒さまも多く、初期に登場した作品をなつかしそうにご覧になっていました。
こうしてずらりと並べて見るのは森田自身も初めて。自身の結びの技術も10年の間に成長していることが分かって感慨深い展示となりました。
会場となった築120年以上になる町家の画廊「堺町画廊」さんは京都文化博物館にほど近く、ふらりと訪れてこられた方や海外からのお客様も見えました。
こちらでは季節の飾りや結納飾り、長寿祝いなど、伝統的な水引折方を現代のくらしに楽しみながら取り入れられる方法をご提案しました。
「とらや」さんに特別にご用意いただいた和菓子や和工房 包結が10年前にはじめて水引教室を開催させていた「町家菓子工房 凡蔵」さんの焼き菓子とコーヒーのセットをお楽しみいただきました。
会場は創業130年の歴史を持つ、掛け軸の表装裂を扱われる老舗「鳥居株式会社」さん。
水引という素材に無限の可能性を感じるという森田が、結びの技を思いのままに操り、水引の新たな一面を引き出した「水引のあかり」の作品を中心に、幻想的な空間を作り出しました。
三会場を巡り、最後にこちらの空間でしばらくぼんやりとあかりを眺めて時間を忘れました、という方も。
鳥居株式会社さんの表装裂を使った、コラボレーションのご祝儀袋も発表しました。
聞き手 城下敦子(みふくデザイン)
そして2018年。
これまで通り、初めての方も気軽に参加いただけるワークショップ形式の「水引の会」に加え
本格的な水引折方の古典や礼法を学ぶことができる「和工房 包結 水引折方コース」、
和工房 包結認定講師の資格を取得できる「和工房 包結 講師育成コース」を新設。
3冊目の書籍も現在製作中です。
これからまたさらに10年、気持ちを新たに走っていきますので、よろしくお願いいたします。
和工房 包結 10周年展「感謝」
会期 2017年9月26日(火)〜10月1日(日)
芸艸堂 京都市中京区寺町通二条南入妙満寺前町459番地
堺町画廊 京都市中京区堺町通御池下ル
鳥居株式会社 京都市中京区夷川通堺町東入ル絹屋町128
森田江里子(和工房 包結) /
石村明日香(元「セレクトショップ京」店長)
中村瑠水子
山田博隆(芸艸堂) /
鳥居玲子(鳥居株式会社) /
堺町画廊
奥田有紗 /
山田史代 /
岡本めぐみ /
人見友紀子 /
平岡恵美子
小西健三(CONICONI PHOTO WORKS)
城下敦子(みふくデザイン)